韓国で進む中国人観光客の高級ブランド離れ

「他の国で買った方が安い」

 2月5日、韓国を訪れる中国人観光客のうち、若い個人旅行者の占める割合が大きくなっており、ルイ・ヴィトンやシャネルなどの世界的な高級ブランドより、安価な韓国製品に人気が集まっている。ソウルのロッテ免税店で2日撮影(2016年 ロイター/Kim Hong-Ji)

[ソウル 5日 ロイター] - 韓国を訪れる中国人観光客のうち、若い個人旅行者の占める割合が大きくなっており、ルイ・ヴィトンやシャネルなどの世界的な高級ブランドより、安価な韓国製品に人気が集まっている。

ドラマやKポップから食べ物やファッションに至るまで「韓流」に引きつけられている価格に敏感な若い中国人観光客は、本物だが高価ではないショッピング体験を求めている。

「韓国よりも他の国で買った方が安い」

韓国は、中国人にとってタイに続く人気の海外旅行先であり、「爆買い」は韓国が世界最大の免税ショッピング市場となるのに寄与している。

中国政府が汚職や浪費に対する取り締まりを強化するなか、中国人観光客の価値を重視する傾向は、同国での売り上げ減速とすでに格闘している世界的な高級ブランドに一段とプレッシャーを与えることになるだろう。

「有名ブランドはどこでも買えるし、韓国よりも他の国で買った方が安い。ここにいるなら、韓国のブランドを買うべき」と、首都ソウルの若者に人気の弘大で買い物をする女性(21)は語る。

HSBCのデータによると、世界的ブランドの人気商品における韓国の平均価格は中国本土のそれよりも安いが、欧州やシンガポール、ドバイよりは高い。

ソウル市内にあるロッテ免税店の店舗や新羅ホテルが経営する免税店では、LG生活健康の「ザ・フー」とアモーレパシフィックの「雪花秀」という化粧品ブランドが昨年に最も売れた商品で、ルイ・ヴィトンやシャネル、カルティエを上回った。

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