多読術 松岡正剛著

拡大
縮小
多読術 松岡正剛著

著者は自身が提唱する編集工学に照らし合わせて、単なる「多読」ではない、読書の多様性を提案している。

私たちは普段、ラーメンを食べるときははしを使い、フランス料理を食べるときはナイフとフォークを使う。同様に読書にもさまざまな読み方があるという。なんでも速く、たくさん食べればおいしいかといえば、そうではないのと同じで、必ずしも速読や多読がよいわけでもない。

今日はラーメンが食べたいのか、フランス料理が食べたいのか、その日のコンディションに合わせて食事をとる。読書にもこうした好みの多様性を維持できる工夫をすれば、読書体験はより豊かになり、自然にたくさん読めるようになると説く。

ちくまプリマー新書 840円

Amazonで見る
楽天で見る

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT