まだ強い会社が潜む「株価上昇率」ランキング 来期予想から「勝ち組企業」が浮かび上がる

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ドラッグストア各社は訪日客の爆買いも業績に追い風だ。16年も爆買いは続くのか? 写真はマツモトキヨシの店内(撮影:尾形文繁)

波乱の相場となっている今となっては懐かしい話だが、2015年の日経平均株価は、夏以降の乱高下相場を経て9.3%の上昇で終えた(大発会と大納会の終値を比較)。アベノミクスが本格スタートした2013年には52.4%上昇したのに対し、2014年は9.7%の上昇。そして2015年は9.3%上昇。2年連続で2ケタに届かなかった。そして2016年に入ってからは大幅な下落に見舞われている。今回の変調は長引きそうだ。

ただ個別に目を転じると勢いのある銘柄は多い。今回、2015年の株価上昇率のランキングを作成した。株式時価総額1000億円以上、来期営業増益予想の銘柄に限定して作成した。

2017年3月期の業績動向が重要に

株価が中長期にわたって上昇している銘柄は、買い方の回転売買が利くので、上昇トレンドが持続する可能性が高い。一時的には利益確定売りで調整することはあっても、短期間で持ち直す復元力がある。

上昇トレンドが続くためには、好業績が続くこと、株価に割高感がないことが重要となる。投資マネーは先を見据えて動くため、これからの時期は、上場企業の多くを占める3月期決算企業の場合、来2017年3月期の動向を意識する必要がある。

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