家に「寝に帰るだけ」の人は成功できない! 数千人の成功者の家を見てきた建築士が語る
私は、一級建築士として、20年近く家やオフィスの設計、改築などにかかわり、仕事や人生に悩みを抱える、多くの30〜40代の人たちともかかわってきました。そして、身の回りの空間が、人生に大きな影響を与える例を、ほんとうにたくさん、目にして来たのです。
また、30代以上のビジネスマンだけでなく、年商数百億円の経営者、ベストセラー作家など、4000人以上の「成功者」とも、家を通して接して来ました。そして、そこで得た一流の人の住まいの活用法は、普遍的に活用できると考えています。
その中でもとくに役立つ、重要なポイントを、ここで3つご紹介しましょう。
1.徹底的にこだわって睡眠部屋をつくる
名前を聞けば、誰もが知っているような、大手上場企業の社長の話です。
この社長は、一筋の光も入らない、真っ暗な部屋で、音がいっさい聞こえないようにして眠っているといいます。光と音を遮断することで、眠りにつきやすくなり、また、確実に深く良質な睡眠をとれるからです。この人はまた、国内や海外、どこに出張に出かけても、宿泊先に依頼してまったく同じ環境をつくるのだそうです。
別の人の例をあげましょう。私の尊敬する企業経営者は、海外出張に出かけても、日本時間のまま生活して睡眠を確保します。
たとえば、ボストンやニューヨークなど、米国の東海岸に行くとしましょう。日本と東海岸は、冬時間で約14時間の時差がありますので、ニューヨークの正午は日本で言えば深夜の2時。つまりほとんどの人が深い眠りについている時間です。
この経営者は、この時間には決してアポイントを入れずに、日本時間にあわせて4時間ほどぐっすり眠ります。そして、東海岸の時間で夕方になると、日本時間では朝になります。彼はそれから起きて、精力的に日本との連絡をとったり、現地で必要な仕事を行なったりするのです。
少し極端な例かもしれませんが、成功している人は、これほど睡眠時間にこだわり、貪欲によい睡眠を得ようとしているのです。
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