子ども用のオリジナルスマホを自作してみた 機能もコストも最低限に抑制
1. 初期費用とランニングコストとを抑える
物の扱いが荒い子どもに、値段の高い本体や、2年縛りのある携帯を持たせるのには抵抗があるので、ここを工夫したい。
2. 音声でのやりとりができる
両親のスマホに緊急連絡がとれる事が基本で、Skypeなどのインターネット経由の無料通話でいいのか、110番に掛けられる音声通話が必要かどうかも判断材料です。
3. メールやメッセンジャーなどのテキストが残る方法で簡単に連絡ができる
自分の仕事中や子どもの授業中など、電話に出られない状況でもメッセージを残しておけるのは便利です。
4. 居場所を確認できる
GPSを使って子どもがどこにいるのか調べることができるのは、もしものときのために重要です。
5. 不適切なコンテンツにフィルタがかけられる
音楽やゲームアプリもある程度は許可しつつ、アクセスするサイトやダウンロードするアプリには、やはり制限をかけたいところです。
今回は上記事項の実現を目標として子ども用スマホを作っていきます。ざっと見てみると、1の条件は高額な端末を割賦で買わないこと、3、4、5の条件はAndroidアプリで何とかなりそうです。2は、SIMの選び方がポイントでしょうか。それでは手順を解説します。
中古のスマートフォンで初期費用を抑える
まずは高額な本体を買うことを避けるためにどうしたら良いか考えました。格安SIMを利用するには、その事業者ごとにSIMカードと端末の組み合わせで動作検証が必要となります。各事業者のサイトに記載されているので、動作が確認されているスマートフォンをあらかじめチェックしましょう。
動作検証が確認されているSIMフリーのスマホも、型落ちのものであれば割安で手に入ります。しかし、ある程度の性能と本体を安く手に入れるためには中古の携帯が良いだろうということで、近所の中古携帯を扱う店を何件か回り、子どもが気に入った2012年製Fujitsu Arrowsのディズニー携帯に決定。