【キーマンズ・インタビュー】「中途採用募集におけるCookセールスアカデミー」の意図と成果--矢込和彦・Cook Japan代表取締役に聞く

 

--800名から21名を選抜されていますが、これは相当に負荷のかかる作業です。どのように選抜されましたか?

当社の人事は2名しかおらず、社内で800名もの応募者を絞り込むことは不可能に近い。そこで日頃から付き合いのあるエージェント企業に依頼した。事前に当社と人材要件について話し合い、どのような経験、どんな性格の持ち主を当社が求めているかを十分に理解してもらった。

エージェントは5~6名の専任チームを作って、全国からの応募者800名を50名に絞り込む作業を行った。

その50名からの選抜はCook Japanが行った。50名を5名ずつに分け、10組の集団面接を行い、別室で小論文を書いてもらって審査した。審査にあたったのは6営業部門の事業部長6名と社長であるわたしだ。

--アカデミー参加者は医療機器業界を知りません。どんなことに驚きますか?

製品を説明する時に大動脈に使うステントグラフトを見せて説明するが、みんなその大きさに驚く。ステントグラフトは血管内部に留置する医療機器であり、その直径は大動脈に等しく、数センチもある。体内にそんな太い血管が走り、血液が流れていることをはじめて知って感動する。

もうひとつかれらが驚くのはCook Medicalの理念だ。「利益追求より患者様第一」であり、アカデミーでは「患者を助けるのが仕事。売るのが仕事ではない」と教える。また「患者さんのためにならないと思った場合は売るな」とも言う。これに20代の若者は感動する。

もちろん「患者さんのため」というメーカーは多いが、Cook Medicalは徹底している。製品のなかには年間に数百しか売れず、採算が割れているものもある。しかしそういう製品でも必要とする患者がいる限り、Cook Medicalは提供し続けている。Cook Japanの企業理念も同じだ。

 

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