再開したアコーディア株主総会は会社側役員候補が完勝、2日目出席者は5人、3分で終了宣言、ただ平和側は法的措置も辞さず
7月2日には太平洋クラブが再生計画案を提出する予定で、アコーディアによる支援が本決まりとなる。ただ、太平洋クラブの会員メンバーからは、アコーディアによる“買収”に対する反対の声も少なからず上がっており、太平洋クラブの再建がうまく進むかどうかはまだ不透明な面もある。
また、議決権行使の得票においては完敗した形の大株主オリンピア側も、28日夜に「アコーディアの株主総会の手続きが著しく不公正であることについて」と題するリリースを発表。「ただちに委任状および議決権行使書閲覧請求を行うとともに、株主総会決議取消訴訟を含むあらゆる必要な法的措置を講じることを、ここに宣言します」と表明した。
数日以内には会社側の提出する臨時報告書で、会社提案、株主提案それぞれに対する議決権行使の状況も明らかになる。その中で株主提案に対する一般株主の支持率がある程度多ければ、会社側への一定のプレッシャーとなりうる可能性もありそうだ。
※写真:1日遅れの総会終了後、鎌田社長らはただちに臨時取締役会を開催。29日午前、アコーディア・ゴルフ株主総会報道センターで記者団に最終結果を説明する同社のIR担当者
(大滝俊一 =東洋経済オンライン)
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