九州大学が研究者育成にギアを上げた!「修士・博士5年→最短3年」「"授業料9割分"以上の奨学金」 学部〜博士を通貫、攻めたコースの背景とは?

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初年度で導入されるのは工学部の一部の学科と農学部を予定している。

「次世代博士人材育成コース」の主な取り組み
・希望する研究室への早期配属・研究インターンシップ
・先取り履修や単位読替、早期卒業などの柔軟なカリキュラム
・年間50万円の給付型奨学金(学部・修士において、博士は別の支援制度あり)
・メンターによるサポート体制
・主幹教授等によるセミナーや成果発表会の開催
・所属・学年を超えた若手研究者スクエアでの交流
九州大学の次世代博士人材育成コースの求める人物像や入試・編入、学びの支援
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九州大学の次世代博士人材育成コースの求める人物像や入試・編入、学びの支援(画像:九州大学)

伸び率でも人数でも「博士人材」が枯渇する日本

経済的な支援も大きな特徴だ。コース生には入学時点から年間50万円の給付型奨学金を予定する。

学部・大学院での同大の授業料は年間53万5800円(令和7年4月1日現在)なので、授業料の9割以上をカバーする金額だ。

最長で学部から修士修了までの6年間支給される見込みだ。博士課程に進学後は、別途支援制度を活用することで切れ目のない支援を行う予定だという。

「研究に興味があっても、経済的な理由で博士進学を断念するケースは少なくありません。生活費や学費の不安を軽減し、研究に集中できる環境を用意できれば」と田中教授は説明する。

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