回転ずし、焼肉チェーンでも静かに客離れが進む…値上げが相次ぐ外食店に行ける層・行けない層の"残酷な格差"

一方の客数版の表を見ると、表全体が黄色だらけなのに驚くのではないか。

そんな中でも好調に客数を増やしている企業に朱色で網掛けしてある。モスフードサービス、幸楽苑、丸千代山岡家、大戸屋、ジョイフル、サイゼリヤ、エターナルホスピタリティ(鳥貴族)は、こんなご時勢でも平均で+5%以上客数を増やしている。
これらの銘柄は、基本、価格改定を極力抑えていて、相対的にコスパが高いと評価されているようだ。こうした好調企業との対比でコスパ不足とされる企業が客数を減らしている、ということなのだが、個別企業の巧拙とは別に、業態として客数が減っているという兆候もあるようだ。
「丼ものチェーン」の顧客離れが進む事情
業態的にみていくと黄色が集まっているのは、まずは丼ものチェーン(牛丼、天丼、かつ丼)である。すき家に関しては、個別事情があって、2025年3月に異物混入事件が発覚したことで客数は大幅に落ち込んで、以降、年後半でも前年割れが続いていた。
その他の丼ものチェーンについては、何度か実施された値上げの影響が出ているようだ。具の値上がりもそうだが、丼ものにとって「令和のコメ騒動」は大いに影響があった。安さへの期待も大きい業態であり、価格上昇に対して節約モードに入った顧客層が少しずつ離脱している、という懸念がありそうだ。
ちなみに、松屋フーズに関しては、とんかつ松のやの併設型店舗を松屋に導入していたこともあり、客数増を維持していたのだが、節約志向の離脱層の増加が松のや効果を薄めているかもしれない。



















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