宗教に近づく指導者たち
宗教は、アダム・スミスが予測したとおり、政治にも大きな影響を及ぼしている。アゼルバイジャンからブラジル、イエメン、ジンバブエまで、宗教の権威からお墨つきをもらおうとする政治指導者は世界中に見られる。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はロシア正教会の美徳を称え、2022年のウクライナ侵攻の際にはロシア正教の運命としてそれを正当化しようとした。ロシア正教会の指導部は、侵攻による犠牲が表に出始めてからも、侵攻を熱心に支持し続けている。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イスタンブールの市長時代(1990年代)から自身の信仰心を政治的な戦略の要に据えてきた。例えば、世俗的な施設として使われていたアヤソフィアをモスクに戻すといった計画を重要な政治的声明として発表するなどしている。



















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