高校野球「7イニング制」導入議論、球児たちはどう思う? ——「暑さ・怪我対策になる」一方で「9イニングやりたい」本音も

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時流に合わせながら、高校野球をより発展的に──。それを選手や指導者、さらに大会運営者や高校野球ファンを含めたすべての人々の共通する願いとするならば、課題に向けた「新たなルール作り」の議論は大切だ。

新たなルール作りの議論を、再出場制やDP制の検討も

たとえば、夏の甲子園大会を考えたときに「もう少し涼しい時期にずらして開催しては?」という素朴な意見もある中で「歴史的、社会的な見地から、今後も甲子園球場において両大会を開催することが望ましい」とする日本高野連の見解もある。

そうだとすれば、たとえば甲子園大会という名称を残してドーム球場で開催してもいいだろう。

世間的には高校野球だけを特別視してはいけないという言葉が聞こえてきそうだが、高校球児が目指す場所、その聖地としてドーム型の「新・甲子園球場」(仮)を新設することも検討材料にしてもいい。

行政や企業も含めて多くの賛同、協力が得られれば、寄付金を募りながら新たな球場を建築する。そんな検討案があってもいい。ドーム球場開催は応援する人々の日程調整や経済的負担の軽減にもつながる。

総合的、かつ多面的に考えれば、屋根付き球場の使用が多くの課題をまとめて解消する手立てだとは思うが、いずれにせよ議論を重ねて万策を尽くす。

子どもたちの思いを汲み取り、「現場の声」も反映された施策を講じて、発展的な高校野球にすることが望まれているのではないだろうか。

新たな施策への検討案として日本高野連も挙げているリエントリー制度(再出場制度)やDP(指名選手)制度の導入をより深く検討してもいい。

たとえば、一度試合から退いた選手が再び試合に出場できるリエントリー制は、ソフトボールや中学硬式野球のポニーリーグなどで採用されているルールだが、暑さ対策や選手起用の多様化につながる。

また、部員数の問題もあるが、試合ごとに登録メンバーの入れ替え制を導入して選手たちの負担軽減や出場機会増加に努めることも一つの手立てだろう。

コロナ禍の特別措置として高校野球でも取り入れた時期があったが、そういった施策もまた今後の検討課題にしてもいい。

「大人たちは9イニングで出来る枠組みを深く考えていく必要がある」

「子どもたちの声を軸に、子どもたちに視点を置いたルール作りが大切」

7イニング制導入の議論を受けて、そんな高校野球に関わる現場の声があることも加えておきたい。

(スポーツライター・佐々木亨)

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