連合がついに抗議書を提出、玉木・国民民主党"強気の105人擁立"がもたらす「党勢拡大」の危うい代償

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一方で、公明党と衆議院で合流し、1月22日に「中道改革連合」を正式に旗揚げした立憲民主党について、芳野会長は好意的だ。新党が掲げる政策についても「おおむね共感」と評価する一方で、「候補者調整をしてほしい」と両党の対する連合の支持の股裂き状態を憂う本音も見せた。

もっとも、現場では単純にはいかず、連合は石川3区で近藤和也氏を推薦する一方で、中道改革連合が候補擁立を見送った石川1区では国民民主党の小竹凱氏を支持にとどめている。3月8日に投票される石川県知事選での方向性の違いがその理由だ。

山形3区でも国民民主党は1月21日、新人の喜多恒介氏を擁立することを公表した。同区では立憲民主党、国民民主党、連合山形の「2党1団体」が立憲民主党の落合拓磨氏(現・中道改革連合)の擁立を決めていたが、その協力関係はいったん棚上げされることになった。

一方で山形1区には中道、同2区には国民民主党と、すみ分けができているように見えるが、国民民主党は同1区では「自由投票」のスタンスをとるという。

狭まる党勢拡大の余地

党首討論
衆院選を前に、党首討論会に臨んだ主要政党の党首たち(写真:ブルームバーグ)

国民民主党が24年の衆院選や25年の参院選で躍進したのは、主に自民党の票や無党派若者層の票を吸収したためといわれるが、保守系の票田では高市自民党や参政党などがひしめく状態。新たな票田を模索するには、立憲民主党のテリトリーに食い込むしかないだろう。

両党は共に民主党・民進党というルーツを持ち、連合という支持母体も共通。だが連合はやや苦々しい思いで、飛び跳ねようとする国民民主党を眺めているようだ。

今回の衆院選で国民民主党がさらに躍進すれば、連合との距離は拡大するかもしれない。それも覚悟したうえで、国民民主党は選挙戦に挑むのだろうか。

安積 明子 ジャーナリスト

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あづみ あきこ / Akiko Azumi

兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。1994年国会議員政策担当秘書資格試験合格。参院議員の政策担当秘書として勤務の後、各媒体でコラムを執筆し、テレビ・ラジオで政治についても解説。取材の対象は自公から共産党まで幅広く、フリーランスにも開放されている金曜日午後の官房長官会見には必ず参加する。2016年に『野党共闘(泣)。』、2017年12月には『"小池"にはまって、さあ大変!「希望の党」の凋落と突然の代表辞任』(以上ワニブックスPLUS新書)を上梓。

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