シャープ液晶工場跡を1年で転用、GB200水冷でPUE1.15──KDDIが堺に開いた"国内完結"AIデータセンターの狙い

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GoogleのAIモデル「Gemini」もオンプレミス環境で利用可能になる。「Gemini on GDC」と呼ばれるサービスで、データを海外に送信せずにGeminiの機能を使える。バージョンは2.5 Flashで、4月から正式サービスを開始する。大和証券はCOBOLで書かれた金融システムを新しい言語に移行するプロジェクトで、このGeminiを活用する予定だ。

同じ堺で5分の1、それでも先行稼働を選んだ理由

同じ堺市内では、ソフトバンクも旧シャープ堺工場の別区画でAIデータセンターを建設中だ。敷地面積45万平方メートル、受電容量250MW超という規模で、KDDIの施設の約5倍の広さになる。2026年内の開業を予定している。

KDDIの強みは稼働時期の先行だ。ソフトバンクの施設がまだ建設中である一方、KDDIは1月22日から商用サービスを開始した。GPUサーバーを1台から利用できる「KDDI GPU Cloud」の料金は月額495万円からで、NVIDIA AI Enterpriseのソフトウェアも追加料金なしで利用できる。40万社の法人顧客基盤と通信ネットワークを組み合わせた提案ができる点も差別化要因として挙げている。

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