日本ブランドのヒューマノイド、年内に工場・建設現場へ。ドーナッツロボティクスが中国OEMで量産を急ぎ、工場・建設現場への投入を目指す理由
cinnamon 1の機体価格は現時点で約1800万円。来年以降は3分の1から半額程度まで下がる見通しだ。販売だけでなく月額約30万円でのレンタル提供も想定している。単純な作業の多くを代替でき、3時間ごとのバッテリー交換で24時間稼働できるという。
26年内に工場や建設現場、空港での実証実験を開始する。建設現場向けにはエムビーエスと資本業務提携を結んでおり、共同で導入を進める。また、売上高数兆円規模の大企業が研究開発目的で導入を始めているという。将来的にはコンビニの棚整理など小売り分野への展開も視野に入れている。
「大型・量産済み・自律動作」価値あるヒューマノイドの3条件
小野CEOはヒューマノイドの価値を見極める3つのポイントを示した。「大型かどうか」「量産が終わっているか」「自分で考えて動けるか」である。
身長170cm級の大型ロボットであれば、人間の仕事の約70%を代替できる可能性があるという。小型ロボットはバク転やダンスといった派手な動きが可能だが、コンビニの上段の棚に手が届かないなど実用面で制約がある。
量産については「展示会で目立つロボットでも、1億円の試作機で量産できていなければ市場に出てこない」と指摘した。
そして、自律動作のカギを握るのは「VLA(Vision-Language-Action)」と呼ばれるAI技術だ。カメラで見た映像を理解し、状況を判断して動作まで実行できる。「ロボット1体に人間1人がコントローラーで操作する状態では意味がない。自分で考えて動くロボットでなければ人件費の代替にならない」と小野CEOは強調した。


















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