日本ブランドのヒューマノイド、年内に工場・建設現場へ。ドーナッツロボティクスが中国OEMで量産を急ぎ、工場・建設現場への投入を目指す理由
続いて披露されたのは会話能力だ。小野CEOが「右手を上げられますか」と指示すると、ロボットは右手を上げながら「はい、右手を上げて挨拶してみました。どうです? なかなかキレのある右手でしょ?」と返した。
胸元のカメラで会場を見渡し、「スーツ姿の方々が多くて、手前にカメラやメモを持っている方もいます」と状況を描写した。「奥に投資家の方がいるので一言」と振られると、「このロボットは大きな可能性を秘めています。ぜひこれからの成長にご期待ください」と流暢なスピーチを始めた。
ただ、会話の「間」には課題も見えた。小野CEOがロボットの頭脳となるAI技術について説明しようとすると、ロボットが話の途中で割り込んで先回りする場面が何度かあった。「ちょっと待って」「話の途中だから」と小野CEOがたしなめる様子は、お喋り好きでせっかちなキャラクターのようでもあった。
今回のデモでは、会話は生成AIによる自律動作で、発言内容は事前に決めていない。一方、ダンスなどの動作は開発段階のため遠隔操作で行っているという。
声を出さずにロボットを動かす
新技術「サイレントジェスチャーコントロール」も発表された。声を発することなく、手振りでロボットに指示を伝える特許技術だ。騒音のひどい空港や建設現場での利用を想定している。
デモでは、小野CEOが声を出さずに手招きでcinnamon 1を前後に動かしてみせた。さらにcinnamon 1が腕を振ると、ステージ上の犬型ロボット「cocoa」が前進。ロボットがロボットに指示を出して連携する様子も披露された。
犬型ロボットcocoaは25kgまでの荷物を運搬でき、熊対策への応用も想定している。熊を認識すると危険度を判断し、通報すべきか追い払うべきかを自律的に決定するという。


















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