日本ブランドのヒューマノイド、年内に工場・建設現場へ。ドーナッツロボティクスが中国OEMで量産を急ぎ、工場・建設現場への投入を目指す理由

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ダンスを披露するcinnamon 1
ダンスを披露するcinnamon 1(筆者撮影)
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カウントダウンが終わると、身長170cmの白いヒューマノイドがステージ袖から歩いて登場した。膝を曲げたまま、足の裏全体をペタンペタンと床に置くような歩き方。腕を振りながらゆっくりと中央へ進み、報道陣に向かって腰から深々とお辞儀をした。

2026年1月21日、ロボット開発スタートアップのドーナッツロボティクスが都内で開いた記者発表会。同社は14年創業で、羽田空港のガイドロボットやスマートマスク「C-FACE」などを手がけてきた。この日「日本ブランド」を掲げて世界初公開したのが、量産型二足歩行ヒューマノイド「cinnamon 1(シナモンワン)」だ。ただし、その中身は少々複雑である。

「本物のロボットがやるロボットダンス」

挨拶を終えたcinnamon 1は、音楽に合わせてダンスを始めた。関節をカクカクと動かすアイソレーション、腕を回して特定のポーズで静止する動き。いわゆる「ロボットダンス」だが、演じているのは本物のロボットだ。小野泰助CEOは「人間がやるロボットダンスみたいですね。ロボットがやる本当のロボットダンス」と笑った。

音楽に合わせて踊るcinnamon 1を見守る小野泰助CEO
音楽に合わせて踊るcinnamon 1を見守る小野泰助CEO(筆者撮影)

動きには独特のぎこちなさがある。ポーズを決めて静止した直後、腕がわずかにプルプルと震える。モーターが位置を保持しようとする微調整の振動だ。動くたびに「ウィーン」という駆動音が会場に響く。それでも片足立ちに近いバランス制御をこなし、約1分間のダンスを転倒せずに完遂した。

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