駅を出てすぐの「中目黒駅前商店街」から、1950年代に設立された「目黒銀座商店街」へと歩みを進めると、中目黒の「生活圏」としての顔がはっきり見えてくる。レトロなブティックや八百屋の合間に、おしゃれな古着屋が点在し、新旧が自然に混ざり合っている。
そこにあるのは、華やかさよりも実用性、ブランドよりも顔の見える関係性だ。再開発で生まれたタワービルの足元で、昔ながらの夏まつりやハロウィンイベントが開催されている。都会の真ん中にいながら、住民の「ジモト愛」を感じるあたたかい商店街だ。
中目黒にはエリアごとに役割がある
歩き終えて感じたのは、中目黒は決して「おしゃれ一色」の街ではないということだ。
目黒川沿いの「おしゃれ」に特化した消費エリア。再開発ビルの中にあるスーパーや、商店街の八百屋といった生活エリア。高層タワーから路地裏のアパートまでの居住エリア。
街のどこを切り取るかによって、「セレブな街」にも「普通の住宅街」にも見えてしまう。その曖昧さこそが、中目黒という街の正体なのかもしれない。


















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