「サンショウウオ」はロボットの理想形だった

恐竜より古い生物に隠された秘密

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人間の脊髄の複雑な働きを解明するのに、サンショウウオ型ロボットが役に立つかもしれない。

研究者グループは本物のサンショウウオのX線写真を使って骨格に64箇所もの印をつけて3Dで記録。その後、それをロボットの形状に再現した。

オーカ・アイスピアート教授はスイス連邦工科大学でロボットの開発を主導している。教授によればこれまで作られた動物ロボットの中で最も正確なものがこのサンショウウオ型ロボットだという。

「私たちはすべての骨の動きを実際に記録してその情報を抽出し、骨の動きのすべてのデータをコンピュータ上に保存しました。それから史上最も動物に近いと私が言いたいロボットを作成しました。歩行、泳ぎ、その他色々な動作をデータに近づけて再現できる独自のロボットです」(アイスピアート教授)。

アイスピアート教授は恐竜よりも古くからいるサンショウウオが進化上の重要生物だと信じている。「サンショウウオの形態と体形は、初期の陸生脊椎動物の化石に非常に似ています。そのため現代のサンショウウオの研究によって、時間を超えて人間を含む全陸生脊椎動物の祖先に関する知見を得ることができるのです」。

このため、その生物の祖先が水から陸へとどのように進化したかに関する進化仮説を検証するのに、このロボットは理想的である。神経科学者が人間の脊髄の制御信号の受け取り方を理解する際にもそれが役立っている。

また、これが新たな治療法の開発に繋がることを彼らは望んでいる。「これは長期的に脊髄を刺激し、麻痺患者が再び動けるようにする方法を知るための先行研究になるべきものです。脊髄機能の基本的な理解は医学的な観点から見れば非常に重要です」(アイスピアート教授)。

水陸両用での活用が期待されている

その低い重心と多くの脚から、探査救助用ロボットとしての利用の可能性もある。同研究チームは現在水陸両用で、粗い地形でも走行可能なロボットをもとに、より小型のモデルに関し研究を進めている。

チームは現在、水陸両用で動作でき、起伏の多いような地形でも動かすことのできるロボットを、さらに小さくした形で実現できるよう開発を進めている。

原文はこちら

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