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親が認知症になったら──「成年後見制度」と「家族信託」どちらを選ぶべき? 特徴や費用の違いなど気になるポイントを司法書士が解説

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  • 佐伯 知哉 司法書士・宅地建物取引士
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ここまで読むと、「じゃあ、家族信託のほうがいいの?」と思うかもしれません。でも実は、成年後見制度と家族信託に、優劣はありません。

大切なのは、「どんな状況で」「何を重視したいか」です。例えば、次のようなケースでは、成年後見制度が適していることもあります。

・すでに判断能力が低下している場合
・家族間で財産管理を任せられる人がいない場合
・医療や介護など生活面の支援も含めたい場合

一方で、次のようなケースには、家族信託が力を発揮します。

・本人が元気なうちに備えたい
・不動産の活用や売却も視野に入れたい
・相続まで含めて整理しておきたい
場面によって成年後見制度と家族信託のどちらを選ぶのがベターかは変わってくる(画像:すばる舎)

制度選びで、一番大切な視点とは

重要なのは、「制度名」で選ぶことではありません。

・親の判断能力は、今どの段階か?
・家族関係はどうか?
・将来、どんなお金の使い方が想定されるか?

こうした現実を整理したうえで、自分たちに合った仕組みを選ぶことが何より大切です。

どちらの制度も「信頼できる任せ先」がいることが前提となるため、家族の状況に応じて最適な制度を選ぶようにしましょう。

どのタイミングで/どんな目的で制度を利用するのかじっくり考え、後悔のない選択を!(画像:すばる舎)
『生前対策が全然わかっていない親子ですが、家族信託って結局どうすればいいのか教えてください!』(すばる舎)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

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