【衝撃ビフォー・アフター】実家放置で「固定資産税が最大6倍」の落とし穴 親が元気なうちにしかできない"空き家予防"の決定打
それだけではない。親がモノにつまずいて怪我をするリスクを減らせるうえ、家の状態も把握でき、親子で次にどうするのかを相談しやすくなる。
売却する、賃貸に出す、必要な修繕の判断をするといった選択肢も広がり、最終的に親の家の片づけが「親の命」「家族関係」「資産」を守ることにつながるのだ。
残された時間は意外と短い。まずは最初の一歩を
忙しいから、遠くに住んでいるから、気まずいからと、実家の片づけを先延ばしにしたくなる気持ちもよくわかる。しかし「老いた親には時間がありません」と近藤さんは力強く語る。
「親が生きている間にあと何回会えるのか。その間になにができるのかという意識を持って、早めに実家の今後について家族と話し合うことが大事です。
親の家の片づけは、決して簡単な作業ではありません。気力も時間も必要で、途中で立ち止まりたくなることもあると思います。だからこそ、どうか一人で抱え込まないでください。大変であれば、信頼できる身近な人や、各専門家に相談する方法もあります。
親の家は、向き合い方次第で"重荷”ではなく、これまでの暮らしを見つめ直す時間へと変わっていきます。そのプロセスが少しでも後悔の少ない選択につながることを、心から願っています。そして、応援しています」
24年度(令和6年度)の司法統計によると、家庭裁判所に持ち込まれた遺産分割の争い(調停や審判)の件数は全国で15379件で、遺産総額5000万円前後から相続争いが起きているという。
そうしたなかで家族で集まり、親と一緒に実家について話せること自体が幸せなことだと言える。空き家問題は、社会問題である前に家族の問題だ。親が守ってきた家を負の遺産にしてしまう前に、早めに対策を講じることをおすすめする。
【PROFILE】
近藤典子(こんどう・のりこ)
40年にわたり、暮らしと住まいに向き合うスペシャリスト。住宅関連メーカーとの約20年の協働で培った知見をもとに、片づけや収納にとどまらない提案を行い、2025年からは「空き家予防」にも取り組んでいる。
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