【衝撃ビフォー・アフター】実家放置で「固定資産税が最大6倍」の落とし穴 親が元気なうちにしかできない"空き家予防"の決定打
とはいえ、実家の片づけは想像以上に大変な作業だ。モノが多すぎて何度も通わなければならないうえ、親が片づけに消極的だったり、親と価値観が違ったりして喧嘩になってしまうケースも珍しくない。そうなってしまうのは、高齢の人には簡単にモノを手放せない理由があるからなのだという。
「戦後の物不足の時代を生き抜いてきた親にとって『もったいない精神』は美徳でした。高度成長期に入ると、頑張ればちょっとしたモノから車やテレビなどまで、なんでも買えるようになった。それらを所持していることが、自分の頑張りの証しだったんです。年を取ったら、今度は失う時代。体力、気力、友人、お金を失っていく中で、自分を肯定してくれる存在が、これまで手に入れてきたモノなんですよ」
そのため「捨てるという行為には自分の人生を否定されるような痛みがある」と近藤さんは語る。だからこそ、実家を片づける際には親の心に寄り添ったアプローチが必要だ。
親の心に寄り添って片づけを進めるコツ
「親との片づけで避けるべきことは『急かす』『価値観を押しつける』『現状を否定する』の3つです」と近藤さん。
まず、「早くして」「いつになったらやるの」とプレッシャーをかけるのは逆効果。片づけを急かすと親は抵抗感を強め、逆に片づけが進まなくなる。本人のペースに合わせて途中で必ず休憩を挟み、一緒におやつや昼食、夕食を食べるのがおすすめだという。
「すると『お父さんの今の好物はなに?』『お母さんが得意だった料理のレシピを教えてほしい』などと自然に会話が生まれることも増え、親にとって片づけが楽しみなイベントになるんですよ」
続いて、最初から「もう使わないでしょ」「これ処分していいよね」と決めつけるのもNG。子どもには不要に思えるモノでも、親にとっては思い入れのある品物なのかもしれない。親の価値観を否定することにもなるため、反発を招きやすい。
そこで近藤さんが勧めるのは、代わりに「これもらってもいい?」「⚪︎⚪︎さんにあげたら喜んでくれるかも」と提案してみること。「だれかに使ってもらえる」と思えば、抵抗感が和らぎモノを手放しやすくなる。



















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