大谷翔平のMLB、甲子園、世界陸上…2025年スポーツが「最も熱かった日」トップ10
上位を占めたのは日米のビッグイベント
1位の10月28日はMLBのワールドシリーズ第3戦が行われた日だ。2カ月前のことなので、まだ記憶に新しいところだが、ワールドシリーズ史上に残る延長18回の激闘がドジャースとブルージェイズの間で行われた。日本時間の午前9:11に始まった試合は、6時間を超えて終わったのは午後3:50。
大谷翔平は第4打席まで2本塁打、2二塁打、3打点。それ以降は4打席連続の申告敬遠を含め5連続四球で、1試合9打席連続出塁を達成。しかし、この日の話題をさらったのは大谷でもなく、サヨナラ本塁打を放ったフレディ・フリーマンでもなく、登板しなかった山本由伸だった。
延長18回表までに10人を起用し、投手がいなくなったドジャースのブルペンには山本の姿があった。山本は2日前の第2戦で先発。9回105球を投げ、4安打1失点8奪三振無四球の完投勝利。その後、トロントからロサンゼルスへ飛行機で約5時間、時差3時間の移動を含んだ中1日で、登板準備を始めた。
試合は延長18回裏に決着がつき、山本投手が登板することはなかったが、ブルペンに向かう山本を見た佐々木朗希が、「マジ?」と口を動かした映像は記憶に残るシーンになっただろう。
また、この日は日本シリーズも第3戦。1勝1敗で迎えた甲子園での試合は福岡ソフトバンクホークスが阪神タイガースに2-1で勝利。先発のモイネロが6回1失点。阪神は打線が再三の好機を生かしきれなかった試合だった。
第2位は11月2日、ワールドシリーズ第7戦。この日も主役は山本だった。2勝3敗とブルージェイズに王手をかけられた第6戦で96球を投げ、6回5安打1失点の勝利投手。一夜明けたその翌日に「中0日」でリリーフ登板した。4-4の同点、9回1死1・2塁とサヨナラ負けのピンチから、2回2/3を無失点で抑え、ドジャースに連覇をもたらし、自身はMVPを獲得した。


















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