「汚すぎる」「食べ物を粗末にしてる」と批判の声が…。大食い系YouTuberに「食べ物を吐いた」疑惑が浮上→活動休止。ここまで燃えた理由とは?
とぎもちさんの動画は、ワンカットの長回しではなく、所々でカットが多用されている。当該シーンの前後も、数秒おきにカットで飛び飛びになっている。そのため、吐き出した理由はおろか、その物体が数秒前に食べていたハットグかすらも判別できないが、なにかしらを口から出したことはわかる。
このシーンが拡散されたことで、SNSにはファンからショックだという声が相次いでいる。また、以前にフードロス問題について熱弁していたとして、それとの整合性を問うものもある。
実際に、2024年3月21日にサブチャンネルに投稿された動画を見てみると、「正直私は、動画内で食べ物をムダにしていることはない」「食べ物のロスに対しては敏感というか、考えが強いタイプだ」などと話していた。
体調不良を理由にYouTube活動を無期限休養
そして、とぎもちさんは2025年12月22日、動画でYouTube活動を無期限休養すると発表。あわせて23日にはインスタグラムでも同様の内容を伝えた。
それらでは、仕事の多忙さにより、ここ数カ月は無理をしてきたと告白。撮影中に娘に「うるさい」とあたってしまったことや、胃腸をふくめた体調不良が出ていることを休養理由とした。
しかしながら、これらの報告動画・投稿では、直前に指摘されていた「吐いた疑惑」について、まったく触れられていなかった。否定も肯定もされていない炎上事案は、SNSにおいては“推定有罪”として扱われがちだ。案の定、火に油を注ぐ状態となっている。
そもそも今回の事案が、なぜ炎上しているのか。大きな理由は「食べ物を粗末にすることへの嫌悪感」だろう。SNSに限らず、一般社会においても、食べ物を雑に扱うことは、食材や作り手、食文化への敬意が欠けていると批判されやすい。
にもかかわらず、その件に休養動画でまったく触れなかった。そのために「疑念から目をそむけている」「自分に都合のいいことばかり主張している」といった、さらなる批判が出てしまうのだ。肯定にせよ、否定にせよ、何らかのコメントはしておくべきだっただろう。
食べ物への敬意で言えば、「食べ物を自己演出の道具」としているように認識されている点も、おそらく批判の材料なのだろう。とぎもちさん自身は、先述のサブチャンネル動画で、「私は大食い動画を出しているのではない。おいしいものを、おいしく食べて、そのおいしさや商品レビューを伝える動画を出している」と話していたが、拡散された「吐き出し動画」を見ると、おいしさよりも大食いを優先しているように感じてしまう。食べ物本来の用途と異なる使い方をしているとなれば、十分に炎上の火種になり得る。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら