年末年始の天気まとめ。全国的に「かなりの高温」も、"太平洋側の雨"や"海面水温の上昇による日本海側の短時間・局所的な大雪"には要注意
ただし、この期間中ずっと気温が高いということではなく、12月27日、28日は寒気の影響で全国的に気温が低くなりそうです。その後は気温が上がり、年末年始としては暖かいでしょう。
特に、北海道、東北、関東甲信は12月29日頃から気温が平年よりかなり高くなることが見込まれ、「早期天候情報」が発表されています。
年末年始の降雪量と降水量
こちらは、日本海側を対象とした降雪量です。東北日本海側と北陸を中心に、平年並みか少ないでしょう。年末年始にスキーを予定している人は、行き先のスキー場の降雪量はチェックしておいたほうがよさそうです。
一方、太平洋側では降水量が多くなりそうです。
北日本太平洋側と東日本太平洋側は平年より多い、西日本は平年並みか多いところがあります。冬の太平洋側といえば晴れて空気が乾燥しますが、降水量に関しても、1月にかけては冬らしくない天気になりそうです。
冬らしくない天気になる理由は、“冬型の気圧配置が長続きしないこと”が挙げられます。
西に高気圧、東に低気圧がある「西高東低」が冬型の気圧配置ですが、1月半ばにかけてはアリューシャン低気圧が平年より弱く、シベリア高気圧の張り出しも弱いことが予想されています。
このため、冬型の気圧配置が長続きせず、寒さや雪のもとになる寒気が日本付近に流れ込みにくく、気温が高くて雪が少なくなりそうなのです。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら