50代で月収500万円超も?顔も声も出さない「非属人YouTube」の収益が"青天井"の理由、中高年の一発逆転劇とは
それは、繰り返しになりますが、顔も声も一切出していないからです。誰がどんな目的で作っているのか全くわからないようなチャンネルが、数多く存在しています。これが非属人チャンネルです。
非属人チャンネルの「5つの特徴」
一見マイナスに思える「顔出しは一切しない」という点から、実は非属人チャンネルの可能性は一気に多方向に伸びていきます。
どういうことでしょう。
これを説明するために、非属人チャンネルの特徴を5つ挙げます。
私自身、現在非属人チャンネルを15チャンネルほど運営しています。 扱っているジャンルは歴史、著名人のエピソード紹介といったものが多いです。ドライブレコーダーで撮影された動画を扱うチャンネルもあります。
歴史チャンネルとドラレコチャンネルを見たとき、これを同じ人間が作っていると聞いたら、誰もが驚くと思います。しかし、非属人チャンネルにおいては、それくらいかけ離れたジャンルのチャンネルを同じ人間が運営することができます。
ある一方のチャンネルでは、江戸時代の食文化、例えば関東の濃口醬油と関西の薄口醬油の製造工程の差異について淡々と学術的な解説をしているのに、また一方のチャンネルでは、「首都高で後ろからアルファードにあおられてます。この残クレ・型落ちアルファードがぁっ!」とかやってるわけです(残クレ=残価設定型クレジット)。
いずれのチャンネルからも、クリエイターである私個人がどういう人間なのかは、全くわからないようになっています。どこをどうつついてみても、私個人にたどりつくことは完全に不可能です。
非属人チャンネルとは、完全に匿名性の世界なのです。
私は顔出しをしないので、動画に「私」は一切出てきません。「声」すら出てきません(一部、声だけ出しているものはありますが)。これはつまり、制作の全てを外注化できるということです。具体的には台本書き、ナレーション収録、音声編集、動画編集、サムネイル作成、投稿作業……全てを外注化できます。
私が15ものチャンネルを収益化して運営できているのも、実はこの外注、つまり外部の作業者を効率的に使っているからです。現在はクラウドソーシングサービスを使えば、驚くべき低単価で仕事を受けてくれる作業者がたくさん見つかります。
これが、顔出しアリの属人チャンネルだと、本人がカメラに向かって話さなくてはなりません。撮影や編集を外注に出したり、スタッフを雇ったりするにしても、ファンを獲得していく以上、自分が出演しなくてはなりません。となると、運営できるチャンネル数も自ずと限定的になってしまいます。
逆に非属人は、顔出ししていないので本人が出演する必要はどこにもありません。なので、外注を使って水平的に、いくつものチャンネルを立ち上げることができます。この拡張性が凄まじいわけです。


















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