「親と進路の話をするのがしんどい」 一人暮らししたいけど喧嘩もしたくない受験生の相談に東大生が答えた「今すべきこと」とは

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そしてもう一つ、よくある勘違いがあります。それは、「親がお金を出す=進路は親が決めるもの」という考え方です。

確かに、一人暮らしをするとなればお金はかかります。親の不安や反対にも、一定の合理性はあります。しかし、それと「最終決定権が親にある」ことは別問題です。

人生って案外なんとかなるかもしれない

もし本当に反対されたとしても、奨学金を使うとか、バイトをしながら生活するとか、そんな選択肢は、今の時代探せばかなり現実的に存在しています。

実際、親の反対を押し切って進学し、仕送りなしで大学生活を送っている人は少なくありません。僕の友達でも「東大になんて行かないで、地元の国公立大学に家から通えって言われたんだけど、色々めんどくさくなって、家出同然で出てきちゃったんだよね。まあでも東大だと家庭教師のバイトの働き口が多いからありがたいわー」と笑って話していた人がいます。

それはそれでどうなんだろう?と思いますが、そんな人もいるくらいなので、人生って案外なんとかなるかもしれないよなぁ、と思います。

進路選択は、親のためのものでも、世間体のためのものでもありません。うまくいったとしても、うまくいかなかったとしても、その結果と向き合うのはあなた自身です。だからこそ、「親に怒られない進路」ではなく「自分が納得できる進路」を選ぶ必要があります。

その前提で、一度、喧嘩してみてください。さっきから「喧嘩」と言っていますが、別にこれは親子の関係を壊すためのものではありません。関係を一段階、成熟させるためのプロセスです。疲れるし、しんどいし、できれば避けたい。それでも、今ここで向き合う価値はあります。

自分の人生を、自分の言葉で説明する。それができるかどうかが、受験以上に大切な力になることもあります。ぜひ頑張ってください。

西岡壱誠氏
にしおか・いっせい/1996年生まれ。東京大学受験3年目に独自の勉強法を開発、成績を急上昇させ合格。2020年に教育系ベンチャーのカルペ・ディエムを設立。高校生に思考法・勉強法を教え、教師に指導法のコンサルティングを行う。著書に『東大読書』など多数(撮影:尾形文繁)
受験勉強や、子どもへの教育など、西岡壱誠さんへの質問を募集しています。こちらの応募フォームからご応募ください。
西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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