「今さらすぎる」「絵も手抜きでは?」との声も…大爆死『果てしなきスカーレット』の"テコ入れ施策"が波紋も「致し方ない」と感じるワケ
そんな中、公開5週目となる12月13日(土)より、入場者プレゼントの実施が決定した。「全世界での順次公開」に加え「Dolby Cinema・4DX・SCREENXなど、各種ラージフォーマットでの上映開始記念」という名目である。
細田守監督作品の歴代ヒロインが描かれたミニ色紙は数量限定で、しかもランダム配布だ。
今回配布されることになったのは、『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』『竜とそばかすの姫』『果てしなきスカーレット』の7タイトルのヒロインが描かれたミニ色紙。画像を見てもらえればわかるように、各作品の女性キャラのイラストが、サラサラ~ッと流れるようなタッチで描かれている。
“細田守監督描きおろし”という点に魅力を感じる人もいるだろうし、ファンの中には「このキャラのイラストが欲しい!」と思ってリピートする人もいるかもしれない。
だがその一方で、ファンからは厳しい声も寄せられている。とくに多いのは「今さらすぎる」「最初からつけるべきだった」など、ここにきて新たに施策が始まることへの疑問の声だ。
確かに、リピーターの獲得という意味でランダム入場特典は有効な手段だ。だが、魅力的な入場特典を配布するなら、最初から配るべきだったのだろう。コアファンはもちろん、細田守監督作品なら観に行こうかと劇場に足を運んだ層は、すでに映画を鑑賞済みと考えられるからだ。
公開初期に観に行ったコアファンであればあるほど、複数回目となる劇場に足を運ばなければいけないし、今から行こうと思っても、すでに上映館数が少なくなってしまっている。コアファンに苦労を強いる構造に対し、「ファンを蔑ろにしているのではないか?」という指摘が寄せられるのは、仕方のないことかもしれない。
「男性キャラの特典が欲しい」というファンの本音
改めて、12月13日からランダム配布される入場者プレゼント・ミニ色紙の絵柄を見ていこう。具体的には、以下の7タイトル・ヒロインの描きおろしイラストだ。
サマーウォーズ:夏希
おおかみこどもの雨と雪:雪
バケモノの子:楓
未来のミライ:ミライ
竜とそばかすの姫:ベル
果てしなきスカーレット:スカーレット



















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