「冬になると別人みたいに落ち込むのは私だけ?」「布団から出られない…」4年目の《冬季うつ》が教えてくれた"自分とのつき合い方"

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ぜんぜんダメでパーフェクトなわたしたち
「冬季うつ」の症状に悩まされる筆者。冬は朝起きるのがつらくなり、起床時間が遅くなり、何もなければずっと寝ていたいと言います(写真:takeuchi masato/PIXTA)
冬になると、急に心の調子が落ちていく。昨日まで普通にできていたことが急に重くなり、興味も意欲もどこかへ消えてしまう……。
本記事は『ぜんぜんダメでパーフェクトなわたしたち』より一部抜粋・再編集。
「冬季うつ」の症状に悩まされる筆者が、“季節と心の揺れ”に翻弄されながらも、どうにか冬をやり過ごし、春に戻っていくまでをつづる。

冬に調子が悪くなる

わたしは冬に調子が悪くなる。

だいたい11月に入ったあたりから、だんだん元気がなくなっていき、落ち込みやすく、自信がなくなってくる。何事にも興味がなく、やる気がわかず、悲しくなる。あらゆることへの意欲がないので、ごはんを食べるのも面倒くさい。何を食べたらいいのかもわからない。楽しいという感情がどっかにいってしまったような気がして、何をしていても心が晴れない。

友達がいないと思い込んで孤独を感じ、自分には何もないと思う。朝起きるのがつらくなり、起床時間が遅くなり、何もなければずっと寝ていたい。好きだったはずのものを、好きなのかどうかわからなくなる。お金がなくなるんじゃないかと不安になり、節約がちになる。それが冬の間続き、2月からだんだん調子を取り戻していき、3月・4月くらいにはすっかり元気になる。

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