「SNS熱狂!音の仕掛け」「脱通りすがり」・・・最近やたら目にする《ビアードパパ》"急増のワケ" 社長が「あまり言いたくない」と渋る業績の裏側
パイシュークリームをはじめ、カスタードクリームを使った定番商品の販売比率は売上高で6割程度。定番はさすが、安定の人気だが、それだけ販売していても客数は維持できない。新しい客層の獲得のためにも、コラボ商品や目新しい期間限定商品は欠かせないのだ。
杉内氏によると、2025年は売り上げ過去最高を更新する見込みだが、原材料費や人件費の高騰の影響で、営業利益は前年並みか下回る可能性があるという。1年のうち、もっとも商品が売れるのが12月〜翌年2月。これから発売される期間限定商品が決め手となりそうだ。
店舗は400店舗ほどまでは増やしたいという。あまり店舗が増えすぎると自店で顧客を奪い合ってしまう心配はないか気になるところだが、損益分岐点を考えて出店地を選んでおり、また日常食ではなく嗜好品であり、客の来店頻度は平均して3週に1度のため、マイナスの影響はないという。
近年は人材教育と雇用に注力
課題であり、目下、力を入れているのが人材教育や雇用だという。
「ここ数年、人材にコストをかけている。『日本でいちばんひとが育つ会社』と銘打ち、資格制度も整えた。将来的に独立して加盟店となれる仕組みもある。
また、今年は10日間のインターンシップを行なった。店舗体験から、プロダクトアウトの商品や新業態の擬似的な開発、海外の店舗とオンラインミーティングなど。応募倍率は8倍になった。毎年好評で、インターンシップから何人か入社している」
今後FCなども増やしていくため、FCを管理するスーパーバイザーが重要だそうだ。店舗で作るできたての商品が、ビアードパパの大きな強みだ。それだけに、商品品質を守りながら拡大できるかが、ブランド維持の要となる。
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