52歳女性に「どうしたらそんなに可愛くいられるの?」「若すぎて脳が混乱」の声殺到…彼女が《コンプレックスだった"白髪"を武器にできた》理由

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金髪生活は約10年続いた。しかし、姫さんの心の中には常に後ろめたさがあった。

「『どうしたらこんなにきれいな金髪になれますか?』と聞かれる度に『本当は白髪だから』と言えず、後ろめたさを感じるようになって……。せっかく髪を褒めてもらえるようになったのに、素直に喜べない自分がいました」

しかし、ブリーチもできなくなってしまった

そんなとき、コロナ禍が終わって久しぶりに訪れた美容室で、衝撃的な事実を告げられる。

「ブリーチをした直後に髪の毛が半分以上切れてしまって……。その状態を見た美容師さんから『ブリーチはもう控えた方がいい』と言われました。その瞬間、今後はもう地毛の白髪で生きていくしかないと覚悟が決まったんです。本当は50歳という節目で打ち明けようと思っていた『地毛が白髪である』という真実を、1年前倒しにして告白しました」

姫さん
結婚して23年目を迎えた夫と。夫婦仲がよく、アラフィフ夫婦の日常をSNSで発信している(写真:姫さんの公式Instagram @h_1515153より)

カミングアウト投稿には、予想を上回る反響があった。

「『ありのままでいいよ』という温かい声や、同じ悩みで苦しんでいる方から共感の言葉をいただいて、本当に打ち明けてよかったなと思います。中には『私も白髪染めをやめる勇気をもらいました』というメッセージもあって、涙が止まりませんでした」

特に印象的だったのは、30代の女性からのメッセージだった。

「『若白髪で悩んでいましたが、姫さんを見て白髪も素敵だと思えるようになりました』という言葉をいただいたとき、自分の経験が無駄ではなかったと感じました。苦しみながら白髪と向き合ってきた時間が、誰かの希望につながっているなんて」

姫さん
夏にはあまりにも可愛らしい水着ショットも話題となった(写真:姫さんの公式Instagram @h_1515153より)

こうした経験を通じて、髪が自己肯定感に与える影響が非常に大きいことを姫さんは痛感したという。

「髪の状態は、心にも生き方にも影響するものだと思います。グレーヘアを楽しむ方々が増えてきたとはいえ、まだまだ白髪にはネガティブなイメージがある。特に女性にとって髪は重要な要素で、それが思うようにいかないと自信を失ってしまいがちです」

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