52歳女性に「どうしたらそんなに可愛くいられるの?」「若すぎて脳が混乱」の声殺到…彼女が《コンプレックスだった"白髪"を武器にできた》理由
当時の姫さんにとって、白髪は病気の象徴のような存在だった。鏡を見るたびに、健康だった頃の自分との違いを痛感させられた。
「最初は美容室で白髪染めをしていました。でも月に1度では追いつかないほどのスピードで白髪が増えていく。美容室に頻繁に通うのも精神的に辛く、自宅でのセルフカラーが日常になりました」
しかし、頻繁な白髪染めは頭皮と髪に深刻なダメージを与えていた。40代になった頃には、頭皮が炎症を起こし、白髪染めができないほど痛んでしまったという。
「もう限界でした。美容師さんに相談したところ、『これ以上のカラーリングは危険』と言われて。どうしようもなくなって、残っていた黒髪も全て真っ白にブリーチして金髪にすることにしたんです」
もちろんブリーチも髪へのダメージはあるが、白髪染めを月に1度するよりも、白髪に合わせたカラーをすることで新たな白髪が生えてきたとしてもうまくぼやかせるので、その分レタッチをするまでの期間が長くなる。
「素敵な髪色ですね」と言われるように
そして、この決断が姫さんの人生に大きな転機をもたらすことになった。
「ブリーチをして金髪にした当初は鏡を見るのも嫌で、自分の姿をなかなか受け入れられませんでした。でもInstagramで『すごく似合っている』と言っていただいて。これまで白髪を隠すことばかり考えていたのに、初めて髪を褒められたんです」
金髪にしたことで、周囲の反応も劇的に変化した。街を歩けば「素敵な髪色ですね」と声をかけられ、友人からも「おしゃれ」と評価されるようになった。
「それまでは美容室でも『白髪を隠したい』としか言えませんでした。でも金髪にしてからは『今度はピンクのメッシュを入れてみたい』『グラデーションにしてみたい』と、初めて自分から提案できるようになったんです」
カラーのメッシュを入れ、ヘアスタイルを楽しめるようになったのもこの頃だ。髪に対する意識が「隠すもの」から「楽しむもの」へと変わった瞬間だった。



















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