アップルが異例のレイオフ、営業体制を効率化へ、「採用は継続しており、影響を受けた従業員は社内の新しい職に応募できる」と説明

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(写真:ブルームバーグ)

米アップルが企業や教育機関、政府機関向けに製品を提供する営業体制の効率化を目的に、営業部門で数十人規模の人員削減を実施したことが分かった。同社としては異例のレイオフとなる。

事情に詳しい関係者によると、経営側は過去数週間に対象社員に通告した。削減は営業組織全体に及び、一部チームでは特に影響が大きかったという。ただ、社内では具体的な削減人数は明らかにされていない。

対象となったのは、大手企業、学校、政府機関を担当するアカウントマネジャーのほか、法人顧客向けの会議や製品デモを行うブリーフィングセンターを運営するスタッフなど。

アップルは24日、同部門の再編を進めていることを確認したが、詳細は明らかにしなかった。同社の広報担当者は「より多くの顧客とつながるため、営業チームの一部職種に影響する見直しを行っている」と述べ、「採用は継続しており、影響を受けた従業員は社内の新しい職に応募できる」と説明した。

組織全般での人員削減はアップルとしては珍しく、影響を受けた関係者の間では驚きをもって受け止められた。同社の売上高が数年ぶりの速いペースで拡大している最中に行われた点でも注目される。アップルは10-12月期(第1四半期)売上高は1400億ドル(約22兆円)近くに上る方向にあり、過去最高を更新する見通し。

著者:Mark Gurman

ブルームバーグ
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