2026年発売決定!小さなランクル「FJ」はカワイイだけじゃない本格派だった

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今回のランドクルーザーFJは、「ランクルにふさわしい優れた悪路走破性を実現」(トヨタのプレスリリース)と機能性がまっ先にうたわれている。

「IMVシリーズで鍛えたプラットフォームを活用し、地上高やアプローチアングルの確保。“70”シリーズ同等のホイールアーティキュレーション(タイヤの浮きづらさ)」

開発では、オフロード試験で弱点を徹底的に洗い出してランクルネス(信頼性・耐久性・悪路走破性)をつくり込み、さらに「床下へのブレース追加、ボディの高剛性化により、優れた操縦安定性を確保」したそうだ。

車体は小さくても中身は本格的なオフロードカーとして作られている(写真:トヨタ自動車)

ランクルネスとは興味深い造語だが、つまり、新世代のFJはクロスカントリー4WDとしての悪路走破性が追求されているということ。

この悪路走破性はFJにおける大きな特徴で、既存のランドクルーザーのラインナップにない性能をうたう。

「ホイールベースの縮小(250シリーズ比マイナス270mm)による、最小回転半径5.5mの取り回しの良さ」が強調されたが、トヨタはこれを「ランクルに新たな魅力を付与」とする。

4575mmの全長を持つボディは真横から見ると明らかに短い(写真:トヨタ自動車)

オフロードでは、コンパクトな車体のほうが役に立つ、というのは誰もが知るところ。このように、サイズを利したオフロードでの走破性をセリングポイントとしている。

「フロント・リアともにコーナーバンパーを取り外し可能な分割タイプとすることで、壊れた部分のみ交換可能とし修理性を向上させる」とした。

若い人にもアピールするデザイン

デザインの審美性についても、独自の存在感の確立を目指したという。「サイコロをモチーフにした直方体ボディ」というだけあって、前後から見ると、正方形のようだ。

「TOYOTA」とロゴが大きく入るフロントマスクやサイドウインドウのグラフィクスなど、ランドクルーザー・ファミリーであることが、すぐにわかる。

発表会では「ランドクルーザー70」「250」「300」のファミリーが並べられた(写真:トヨタ自動車)

ただし、車体下部はフロントからサイドをまわってリアにいたるまで、ぐるりと黒色のクラディングを装着。大きなルーフレールも目をひく。

デザイン的にも、若々しい市場にアピールできそうだ。

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