2026年発売決定!小さなランクル「FJ」はカワイイだけじゃない本格派だった

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「常に最新技術を導入し、フラッグシップとして進化を担うステーションワゴン(“300”シリーズ)、高い耐久性と整備性でワークホースを担うヘビーデューティモデル(“70”シリーズ)、質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支えるという原点に回帰し2024年に誕生したランクルの中核モデル(“250”シリーズ)の3つのシリーズ」

トヨタでは従来のランドクルーザー・ラインナップをこのように定義。今回のFJでは「自分らしく楽しむ自由『Freedom&Joy』という新たな価値を提供」するとしている。

カスタマイズも楽しめる

ちょうどこの原稿を書いているとき、私はオーストラリア・クイーンランド周辺に滞在していた。

彼の地ではランドクルーザーが多く走っていて、しかも、Aピラーに沿って煙突のように突き出しているスノーケルを装着しているオフロード仕様がやたら目についた。

渡河などの際、エンジンへの空気採り入れとして機能するパーツで、つまり働きは煙突とは真逆。ランドクルーザーによく似合う。

FJでは、コンセプトの段階からスノーケル装着モデルも提案したという。

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水深がある場所でも空気を吸い込めるように吸い口を車体上部へ持っていくスノーケル(写真:トヨタ自動車)

「より個性的にランクルを楽しめるカスタマイズへの対応にも配慮」としているので、ここでの「個性」の中に積極的なオフローディングも含まれるのだろう。

トヨタでは「今後、カスタマイズの楽しさが拡がるオプションを導入」とする。

たとえば、歴代のランクルを彷彿とさせる丸型ヘッドランプ、アウトドア用品などを取り付けられ、多様な用途に応じた荷室を作り出すモールパネル、そしてランクルらしい「どこへでも行く」オフロードスタイルを支える堅牢な外装・機能アイテム。

専用デザインのルーフキャリアなどアクセサリーも豊富に用意される見込み(写真:トヨタ自動車)

現時点では、この3つがあげられている。

これらが販売店オプションになるのか、メーカーによるライン装着になるのかは未発表だが、カスタマイズ市場は拡大が見込まれている分野なので、トヨタの出方に注目したい。

ランドクルーザーFJの日本での発売は2026年の年央を予定しているというが、具体的な日程はまだ。価格も現時点では未定である。

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とはいえ、日本で発売されることは間違いない。ファンの心情を代表していえば、そのときには年単位にもなる、長いウェイティングリストができないようにしてもらいたい。

<ランドクルーザーFJ>
全長×全幅×全高:4575×1855×1960mm
ホイールベース:2580mm
エンジン:2693cc4気筒ガソリン(2TR-FE)
最高出力:120kW
最大トルク:246Nm
変速機:6段オートマチック
駆動方式:パートタイム4WD
乗車定員:5名
価格:未定
【写真】細部まで見たい!ランドクルーザーFJのデザイン(40枚以上)
小川 フミオ モータージャーナリスト

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おがわ ふみお / Fumio Ogawa

慶應義塾大学文学部卒。複数の自動車誌やグルメ誌の編集長を歴任。そのあとフリーランスとして、クルマ、グルメ、デザイン、ホテルなどライフスタイル全般を手がける。寄稿媒体は週刊誌や月刊誌などの雑誌と新聞社やライフスタイル誌のウェブサイト中心。

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