【スマホの弊害を回避する!】平均10.6歳でデビューする子どもの「塾通い」「緊急連絡用」問題を解消する納得の代替手段

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状況に応じて持ち込みを認めるとしていますが、基本は学校内への持ち込みは禁止です。勉強や授業の妨げになったり、端末をなくしたり壊したりなどのトラブルが起きることも考えられます。多くの学校で原則持ち込み不可なのは、このような理由のためです。

ところが大阪府では、2018年の大阪府北部地震の際に子どもとの連絡が取れなかった保護者などからの要望が寄せられ、2019年よりスマホや携帯電話の校内持ち込みが容認されるようになっています。非常時の連絡や所在把握の観点から、登下校時に限り解禁する方針が示されたのです。

災害はいつどこで起きるかわかりません。いざというときの連絡用に持たせたいという気持ちは、とてもよくわかります。大阪府は府での決定でしたが、個別に同様に判断されてお子さんに持たせている家庭も増えています。

緊急時の連絡に使える代替手段は?

ただし、緊急時の連絡というだけであれば、スマホでなければできないというわけではありません。子どもが小さいときには、GPS端末やキッズケータイなどで十分に事足ります。

GPS端末には、「どこかなGPS2(SoftBank)」「あんしんウォッチャー(KDDI)」「まもサーチ3(BBSS)」「みてねみまもりGPS(MIXI)」などさまざまなものがあり、本体さえ購入すれば、月額料金も数百円程度で、端末を子どものランドセルなどに入れておけば、保護者がスマホで居場所を確認できます。

子ども側から、端末からスマホに通知を送って連絡を取ることもできます。多くの場合、防塵防水機能にすぐれており、多少扱いが荒くても壊れにくいのも嬉しい点です。特にいいのは、携帯電話やスマホではないので、学校に堂々と持ち込めることです。

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