ようやく「時代に合った人物を掘り当てた」自民党、「女性初・36年ぶり関西人首相」で日本は変わる?

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ここから先はおなじみの競馬コーナーだ。

26日の日曜日は牡馬3冠の最終関門、菊花賞(京都競馬場の第11レース・芝コース・距離3000m)が行われる。皐月賞馬のミュージアムマイルは秋の天皇賞(11月2日)に回り、日本ダービー馬のクロワデュノールは10月5日に開催されたフランスの凱旋門賞に挑んで不在である。それでも長距離馬を目指す18頭が集結し、好レースが期待できそうだ。

菊花賞は「2つの理由+私情」から「あの馬」を本命に

ダービー5着馬で、トライアルレースである神戸新聞杯(G2)を余裕で勝ってみせたエリキング(7枠15番)が人気になるだろう。だが、筆者の選択はエネルジコ(5枠9番)のほうだ。

この馬に肩入れする理由その1は、青葉賞(G2)を勝った馬だという点にある。「青葉賞を勝つとダービーに勝てない」というジンクスが有名だが、過去には有馬記念連覇のシンボリクリスエスや春の天皇賞連覇のフェノーメノがいる。いずれもダービーでは2着に終わった名馬である。

その点、エネルジコは青葉賞馬ながらダービーを自重して夏の新潟記念(G3)に向かい、古馬を相手に2着と健闘している。最初から菊花賞狙いの感があって期待できそうだ。

さらに私情が入ってしまうのだが、正式名称である「テレビ東京杯青葉賞」は、G2レースでも珍しい土曜開催である。それというのも、同局の『ウイニング競馬』で放映されるからだが、このテレビ局に多少なりとも縁のある筆者としては(10月29日夜の『WBS』(ワールドビジネスサテライト)にも出演しますぞ!)、青葉賞馬の健闘をつい願ってしまうのである。

もう1つの理由は、エネルジコの鞍上がクリストフ・ルメール騎手であることだ。19日の秋華賞も見事な勝利だったが、とにかく長距離レースには無類に強く、菊花賞は過去10年で4勝、2着2回に3着1回である。菊花賞は「とりあえずルメール」と覚えておけば、大きな間違いはないはずである。

この週末(日本時間25日)からはいよいよメジャーリーグのワールドシリーズも行われる。時節柄、大谷翔平選手の活躍にかこつけて、ダービー3着のショウヘイ(4枠7番)も買われるだろう。が、この手の「サイン馬券」は、下手に追いかけると大負けにつながりかねないので、くれぐれもご用心を。

※ 次回の筆者は小幡績・慶応義塾大学大学院教授で、掲載は11月1日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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