
株主還元といえば、配当金を思い浮かべる人が多いだろう。しかし、ここ最近、個人株主を増やすための還元策の一環として、株主優待を実施する社数が再び増えている。その中には、配当金を超える金額の品物・サービスを実施する会社も存在する。
東洋経済では上場企業の株主優待情報を収集、『会社四季報』の巻末付録に掲載している。また、来期の配当金を記者独自予想(東洋経済予想)も記載している。この株主優待情報と、配当金予想を用いて、株主優待により受取可能な金額が配当金の金額を上回っている会社をランキングにした。
予想配当と1万円以上差がある会社も
調査時点は2025年10月1日。東洋経済予想がない会社、無配予想の会社、調査時点で2025年10月1日から2026年9月30日までに株式分割・株式併合が行われる予定の会社については、ランキングから除外している。
また、優待金額換算は、株主優待の権利を実際に使用した場合にもらえるもの・サービスの金額を、円に独自換算したものである。なお、長期保有特典は金額換算の対象外である。
株主優待が配当金の東洋経済予想を1円でも上回ったのは147社、そのうち上回る金額が1万円以上であった会社は7社だ。本稿では上位101社を紹介する。
上位にランクインしている会社の優待内容は、自社商品・サービスの提供が多くみられた。
飲食店など普段からよく利用する商品・サービスを提供している会社が上位にランクインしている場合、優待内容を確認してみても良いかもしれない。
より確実に、金券やQUOカードを獲得したい人は、ランキングの優待概要を参考にしていただきたい。また、権利確定月など詳細な内容については、各社株主優待ページをご確認いただきたい。
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