
甲子園の高校野球は「準々決勝が一番面白い」と言われる。勝ち進んできた実力伯仲の有力校の熱戦が見られるからだ。プロ野球で言えば、CS(クライマックスシリーズ)がそれではないかと思う。長いペナントレースを戦い、Aクラス(3位以上)でフィニッシュしたチームが総力をかけて戦う。
今季のCSも熱戦続きで、特にCSファーストステージ、DeNA対巨人の2回戦は、延長戦に入ってから逆転劇が起こるドラマティックな展開だった。
高精度カメラの画像をもとに選手データを表示
筆者はテレビとネットでこれを観戦したが「新兵器」を入手した。10月10日にリリースされた「NPB+」だ。球場に設置された高精度カメラ「ホークアイ」の画像をもとに、投手の球速、回転数、タテヨコの変化、打者の打球速度、飛距離、スイングスピード、打球角度などが瞬時に表示される。
日本野球機構(NPB)とプロ野球12球団が共同出資する株式会社NPBエンタープライズ、コナミデジタルエンタテインメント、「ホークアイ」のメーカーを傘下に持つソニーの3社が期間限定でテスト配信した。
これにより、MLBの公式サイトで日々の試合の模様をオンタイムで伝える「Gameday」に近いデータが一挙に見ることができるようになった。「Gameday」で表示されているデータは野球の統計学「セイバーメトリクス」全盛のMLBでは選手の能力を表す最重要のデータとされる。MLBの野球を見慣れたファンからも「こんなすごいアプリが無料でダウンロードできるとは」と喜びの声が上がっている。
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