SNSには"自己満カード"との声もあるが… 年会費10万円・国内初のビザ最上位ランク「三井住友カード Visa Infinite」はどんな人なら向いているか

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三井住友カード Visa Infinite
日時計をモチーフにしたデザインの「三井住友カード Visa Infinite」。カラーはグレイッシュブラウン。2026年度にセカンドカードとしてメタルカード(手数料3万3000円)を発行予定(写真:筆者撮影)

三井住友カードが9月30日に発行を開始した「三井住友カード Visa Infinite(ビザ・インフィニット)」。一般申し込み可能なカードとしてビザ最上位の「Infiniteランク」のカードが登場するのは、国内初となる。

ただ、SNS上では「自己満カード以上のメリットを見出だせなかった」といった微妙な反応も散見される。はたして、どんな人なら向いているクレジットカードなのか、考えてみたい。

「経済価値」と「体験価値」の両方を追求

まず、このクレカの基本スペックから整理していこう。年会費は9万9000円(税込、以下同)。ポイント還元率は基本1%で、対象のコンビニ・飲食店で最大20%になる。

具体的には、対象となるコンビニや飲食店でスマートフォンのタッチ決済で支払うことで通常7%還元、「Vポイントアッププログラム」などの条件を達成することで最大20%のポイント還元が得られる。

ほかにも、SBI証券の投資信託のクレカ積み立てを「Visa Infinite」で行うことで最大4%分のVポイントが還元されるサービスもある。

三井住友カードは、ポイント特化型プラチナカードの「プラチナプリファード」(年会費3万3000円)や最上位の「プラチナ」(同5万5000円)を発行している。同社によると、「Visa Infinite」はそれらの「経済価値」と「体験価値」の両方を追求したものだという。

ポイント還元率1%であれば一般的に「高還元カード」とされるが、年会費が高いカードの中にはさらに還元率が高くなるものも多い。では、「Visa Infinite」が追求した「経済価値」とはどんなものなのか。

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