SNSには"自己満カード"との声もあるが… 年会費10万円・国内初のビザ最上位ランク「三井住友カード Visa Infinite」はどんな人なら向いているか

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最大の恩恵は、三井住友カード史上「最も高額」だという、新規入会や継続利用に関する特典だろう。

新規入会時には、カード入会月の3カ月後の月末までに100万円以上をクレカ決済すると、10万円分のVポイントが付与される。また2年目以降は、前年の利用金額が年間400万円以上であれば4万ポイント、同700万円以上なら11万ポイントが得られる。

入会後3カ月間で100万円以上となると、月に約34万円の買い物をする必要がある。この金額の買い物を毎月コンスタントにする人なら、年間400万円以上の条件が達成でき、翌年以降、継続利用特典である4万ポイントが得られる。

一方、年間700万円以上の支出をするには、月に約59万円のクレカ決済が必要になる。つまり、ポイント還元だけで年会費を上回るメリットを得るためには、年間700万円以上の条件をクリアして、11万ポイントを獲得する必要があるわけだ。

経済価値
三井住友カードが想定する「Visa Infinite」の経済価値(資料:三井住友カード提供)

なお利用金額には、カードの年会費や「三井住友カードつみたて投資」、電子マネーのチャージ額、国民年金保険料など、対象外の支払いがある。条件については事前に確認しておきたい。

ビザのスポンサーシップを活用した特別体験

年間の利用額次第で、ビザ最上位ランクカードの年会費がチャラにできるとはいえ、ここまでの話ではあまりメリットを感じない人も多いだろう。実質、年会費無料のポイント還元率1%のカードを利用するのと同じように感じるからだ。

では、「Visa Infinite」の魅力は何か。そう問われると、筆者は「このカードならではの特別体験」にあると思う。

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