SNSには"自己満カード"との声もあるが… 年会費10万円・国内初のビザ最上位ランク「三井住友カード Visa Infinite」はどんな人なら向いているか
このような旅行やレストランの予約、エンタメのチケット手配などをおまかせできるコンシェルジュサービスも利用でき、さまざまなリクエストに24時間365日応えてくれる。
加えて、インターコンチネンタルホテルズグループのIHGホテルズ&リゾーツのメンバーシッププログラム「IHG One Rewards」の「ゴールドエリートランク」も得られる。本来なら20泊または4万ポイント獲得で得られる会員ランクで、世界各地の6000超のホテルやリゾートでの無料宿泊特典やボーナスポイントが獲得できる。
国内の出張や外出が多い人なら、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する全国40店舗以上の「SHARE LOUNGE」の1時間利用チケットを、毎月4枚もらえる特典がうれしいのではないだろうか。銀座 蔦屋書店の場合、1時間1870円(11月1日からの新料金。料金は店舗によって異なる)になるので、4枚なら毎月7480円の価値になる。
ほかにも、全国約200店舗の対象のレストランを大人2人以上で利用したときに指定コース料金が1人分無料になる「ファインダイニング by 招待日和」、東京国立近代美術館や東京国立博物館など7カ所の常設展が無料観覧できる「ミュージアム・パス」、全国のTOHOシネマズで実施の貸し切り上映会への無料招待といったサービスも用意されている。
三井住友カード・マーケティング本部の伊藤亮佑本部長は「年収が上がるにつれて、会食やイベントに招待される機会も増えてくるという実態から、文化的価値、体験価値を学びたいというニーズが多いだろうと分析しました。『Visa Infinite』ではさまざまなニーズに合わせて、多彩なイベントを開催していきたい」と語る。
実際に「Visa Infinite」に向いている人は?
野村総合研究所の「2023年 日本の富裕層に関する調査報告書」によると、国内の富裕層(世帯の純金融資産保有額が1億円以上5億円未満)・超富裕層(同5億円以上)は21年と比較すると、23年は世帯数が11.3%増加し、資産総額は28.8%増加したという。
一方、24年の国内のキャッシュレス決済比率は42.8%と、政府目標の4割を達成。政府は将来的に80%を目指す方針だ。
「国内の富裕層と超富裕層が増加する傾向は、これからも続いていくと考えます。そして資産が多い人ほど支出が多く、国内のキャッシュレス決済比率が高まることによって、よりカード利用も増えていきます。より限度額が大きい、付加価値の高いカードが求められていると思います」(伊藤本部長)
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