「月300時間労働、徹夜が当たり前」だった人気ラーメン店経営者が残業削減に舵を切ったワケ

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ですから、健康維持にはものすごくこだわっているし、社員たちにもそれを強く求めています。経営計画書には、「健康に関する方針」として、「社員の心と体の健康を第一とする」と明記し、社員の健康維持、健康増進のための取り組みを進めています。

社員には年1回健康診断の受診を義務づけており、健康診断個人票を作成して5年間総務が保管。必要に応じて、医師や専門家から助言をいただき、栄養指導、運動指導、生活改善指導を実施しています(「健康診断を受診しないスタッフには賞与を支給しない」と経営計画書に明記しています)。

また、禁煙手当もつくり(勤務時間外も含めて完全禁煙が条件)、社員が健康でいられるよう、あらゆる手を使っています。

LINEで生活習慣の指導も

さらに標準体重を上回っている社員には、LINEで体重を報告させ、「もっと歩くように」などと、生活習慣について指導しています。体重管理については、かなり細かく、スパルタで指導します。

(画像:『全世界100店舗!売上10倍!社員定着率85%!すごい!ラーメン凪の仕組みと人づくり』より)

毎日体重を報告させるのは、いわゆる「レコーディングダイエット」(記録をとることによって改善する手法)です。特に体重が多い人は、やれば必ず成果が出ます。でも、皆、自主的にはやらない。自分の健康のためになるのに、です。凪の最大の資産は人材です。だから、強制的にやらせます。

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