市場が喝采する「日本版TACO」が始まったと思ったら短期間で終了?「高市トレード」はいつまで続くのか

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ここから先はおなじみの競馬コーナーだ。

12日の日曜日は「アイルランドトロフィー(G2)」というから、はて、そんなレースがあったかいなと思ったが、何のことはない、去年までの東京競馬場での「府中牝馬ステークス(G2)」が名前を変えて春のレースへと移動し、芝1800mという同じ条件で第1回レースを始めるのだそうだ。これまでと同様、エリザベス女王杯の前哨戦という位置づけである。となれば、過去の府中牝馬ステークスのデータがそのまま参考になるだろう。

第1回 アイルランドトロフィーの勝ち馬は?

夏の新潟競馬場で行われた関屋記念(G3)からの臨戦組の戦績がいいようだ。今年1着だったカナテープは、「キング姉さん」騎乗による「プラスアルファ」があったと考えて、ここは2着だったボンドガールから狙ってみよう。
同馬はすでに4歳馬なのに「勝利は新馬戦のみ」で、ここまでG2とG3では実に2着6回、3着1回、5着1回という極度のシルバーコレクターである。ちなみにG1レースは、「NHK参る」と「ヴィクトリア魔居る」という、当てるのがやたら難解な2つの1600mのG1に参戦していずれも惨敗。どちらも癖のあるレースなので、これらは無視してしまうことにしよう。

5日の京都大賞典(G2)では、ディープモンスターが7歳にして初の重賞を制し、その前の週のスプリンターズステークス(G1)では、三浦皇成騎手がデビュー18年目で初G1勝利を得た。この流れが続いていると考えて、日曜日はボンドガールを頭に狙ってみよう。

ちなみに「元祖・府中牝馬ステークス」は、今年は6月22日に行われてセキトバイーストが重賞初制覇を成し遂げている。こちらを2番手に考えよう。後は武豊騎手が「テン乗り」するアドマイヤマツリ、連勝中のアンゴラブラック、そしてそろそろ一発があるかもしれないライラックまでを押さえる。

※ 次回の筆者は小幡績・慶応義塾大学大学院教授で、掲載は10月18日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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