気象情報のウェザーニューズ、電力市場に参加する企業や電力トレーダーたちが新たな顧客層に
フィンランドの気象データ企業ヴァイサラでウェザーデスク事業部ゼネラルマネジャーを務めるトラヴィス・ハートマン氏は、日本市場の拡大によって、気象データや関連製品の販売先が広がる」と手ごたえを語る。
参入続々
矢野経済研究所によると、日本の気象データサービス市場は24年度までの4年間で約3割成長し、約518億円(見込みベース)に成長した。天候と電力の関係は、今後さらに強まると予測されており、海外の気象データベンダーも日本市場の成長力に注目する。
米ニューハンプシャーに本社を置くアトモスフェリックG2は最近、日本で初めてフルタイムの社員を採用し、電力トレーダー向けのサービスを拡充した。最高経営責任者のトッド・ナバラ氏はデータ提供する都市をほぼ2倍に増やした。
ニュージーランドの国立気象機関メットサービスも、日本市場への関与を強めている。24年4月には、日本電力トレーダー向けに英語による天気予報の日報サービスを開始。追加料金を支払えば、気象コンサルタントとの電話相談も可能だ。同社でエネルギーアカウントマネジャーを務めるエマ・ブレイズ氏は、潜在顧客は多いと話す。
著者:Mary Hui、小田翔子
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