「なぜ小川市長だけ話題に?」「逆にプロモーションになってる」群馬県前橋・小川晶市長の《ラブホテル密会》に世間が注目してしまうワケ
「ラブホテルには10回以上一緒に行ったが、男女関係はない」という苦しい説明をして、追及するメディア取材からは逃げる。そのシーンが取り上げられることで、さらに視聴者の想像をかき立ててしまう。
これでは逆に、視聴率を上げるための“プロモーション”になってしまっています。
広告では「ティーザーマーケティング」という手法があります。わざと情報をすべて出さずに小出しにし、視聴者の関心を煽るというものです。新規公開映画のクライマックスシーンの一部だけを映して興味を煽る手法など、昔から使われています。
小川市長の行動は、情報発信を拒んで出し惜しみしたことで、ティーザーCMのような関心を集める効果を生んでしまったように思います。
「不倫は辞職」すべきことなのか?
では、「不倫した政治家は辞職すべきなのか」。
まず前提として、小川市長は男女関係を否定しています。つまり、事実関係がはっきりしない以上、不貞行為はないということになりますが、不倫ではないとしたら、「不適切な男女関係を強く疑われる行動をした首長は、その任にふさわしいのかどうか」が問われることとなります。
市長という立場の人間が、市役所の職員と頻繁にラブホテルに行き、個人的な相談や感情が発露して泣いてしまうような私的相談事に長時間乗ってもらっている。
どれだけ小川市長が男女関係はないと強弁したところで、この行為だけをもっても、弁護士など多くの法律専門家が民事事件なら通らない主張だと解説しています。
国民民主党の玉木雄一郎代表は、党が大勝利を収めた総選挙直後に、自身の不倫スキャンダルを暴かれました。玉木代表はそれを認めて、代表の役職停止処分を受けましたが、その後、処分が解けた参院選では代表に復帰し、党は勝利となりました。
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