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「なぜ小川市長だけ話題に?」「逆にプロモーションになってる」群馬県前橋・小川晶市長の《ラブホテル密会》に世間が注目してしまうワケ

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  • 増沢 隆太 東北大学特任教授/危機管理コミュニケーション専門家
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それは、市長自身が “メディアの関心を集める要素”を持っていることと、さらに関心を煽る行動を取っていることから。キラーコンテンツとプロモーションが合致したことで、時の人となったと考えます。

清新な女性市長、弁護士という超エリート属性、まじめそうなビジュアルとラブホテル密会というギャップ。事件を要約すれば、「新進の若手女性市長が、ラブホテルで頻繁に部下の既婚男性と密会」と、パワーワードの詰め合わせであり、興味を惹かないわけがありません。

ここ最近は地方首長にまつわるさまざまな事件や騒動がありますが、つい先日まで学歴詐称疑惑で静岡県伊東市の田久保眞紀市長がメディアに追われていました。田久保市長は市議会で不信任の議決を受け、9月10日に議会を解散。10月19日に投開票となる市議選の結果が出るまでは一段落でしょう。

このタイミングも、小川氏への注目を集めるアシストとなったことでしょう。信頼の声や実績を評価する声もある中、時間とともにスキャンダラスな報道も増えています。

視聴率を上げるための“プロモーション”に

小川市長は市議会など一部の関係者には完全にクローズドの状態で報告し、質疑も受けたようです。しかし、メディアの取材には応えず、市民にはほとんど情報発信をしてきませんでした。

記者会見としながら質問を受けずに打ち切って会場を去るという、情報管制ともいえる行動は、「ダンマリを決め込んできた」という批判どおりでしょう。

前述のとおり、はじめてメディアの質疑に対応したのは問題が発覚した9月24日から13日経った10月6日の市長定例会見の場です。この遅れは「逃げた」という批判が当たっていると思います。

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【まるで「ティーザーマーケティング」】

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