「本当のクズは僕らです」鬼越トマホークが明かす、あえて"弱者"を演じるビジネス喧嘩術
金:僕らが弱者側だから言えるんですよね。どんなに噛みついても、大学お笑いにも誰にも相手にされてないし、何とも思われてないですから。
良:ただ、そこで我々が巧妙なのが、何の恨みもないんですけど、世間の人が思ってることはわかるんです。令和ロマンの2人は慶応大学出身じゃないですか。慶応は鼻につくっていうイメージは何となくあると思うんです。「慶応コンプレックス」がある人だけは「鬼越、よくやった!」って言ってくれますね。変な政党とやってることは一緒なんです。

毒舌でみんなの思いを代弁?
——本の中でも「みんなの心の中に鬼越トマホークはいる」と書かれていましたね。毒舌と言われるけど、みんなが思っていることを代弁しているだけなんだと。
金:僕らは「元気玉」みたいなものだと思ってるんです。やっぱり誰も共感してないことだったら賛同も得られないし、ウケもしないですよね。
良:毒舌って割とやったらやったでみんなウケちゃうんですけど、プライドや美学があるからほかの芸人はあんまりやらないんですよね。僕らはそこをあえてやるっていう逆張りをしているだけなんです。
金:ダサい生き方ですからね。僕も先輩がこういうビジネスをしていたらダサいなと思うんですよ。でも、プライドがないからそれで金儲けもできている。たぶん、僕らが賞レースでファイナリストとかになっていたら、こういうのはやってないと思います。
——逆に言うと、誰でも鬼越トマホークになれるということなんですね。あなたも本当は思ってるんでしょ、って。
良:そう、たいしたことをやってるわけじゃないんです。だから「弱者」のビジネス喧嘩術なんですよ。
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