10月1日「外免切替」が厳格化!約40カ国走ってきた筆者が「海外での運転」考える

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これだと、地図の表記もアナウンスも自分のスマホの設定のままなので、日本語で表記・アナウンスされ、日本で走っているのと大差ない感覚でサービスを享受できる。

利用予定ルートも設定した目的地の到着予定時刻もわかるので、安心である。

右側通行・左ハンドル車、気をつけることは?

レンタカーを借りたら、いよいよ道路に出る。日本と同じ左側通行・右ハンドルの国(イギリス、オーストラリアなど)では問題ないが、実際には多くの国が日本とは逆の右側通行・左ハンドルだ。

先のフランスで借りた「フィアット600」も、もちろん左ハンドル車(筆者撮影)

筆者は、今でこそいきなり右側通行の道に踏み出しても違和感なく走れるが、左ハンドルで対向車線よりを走ることが少し怖いので、どうしても車が右寄りになり、右側の歩道や路肩に寄りがちになる。

もう20年以上も前になるが、右側にせり出していた岩にサイドミラーをぶつけてしまったことがある。保険でカバーされたが、助手席に誰かが乗って右側に寄りすぎていないかを教えてもらえると安心だ。

道路の走行は、基本的に日本と海外で大きな差はない。しかし、日本には滅多にない環状交差点、いわゆるロータリーやラウンドアバウトに出くわすことがある。

ラウンドアバウトの代表例ともいうべき、パリの凱旋門があるエトワール広場。クルマは反時計回りの一方通行(筆者撮影)

ロータリーやラウンドアバウトへの出入りは、一見難しそうに見えるが、ロータリー内は常に一方通行なので片側だけ見ていれば問題なく、右側通行の場合、左からクルマが来ていなければロータリーに進入してかまわない。

何番目の道路で出るかも地図アプリがあればきちんと教えてくれるので、それほど難しくないだろう。

ヨーロッパの場合、町や集落を抜けると田園風景が広がり、家屋も店舗も一切ないことが多い。日本のように郊外にロードサイドの店が続き、いつまでも信号があって何かの店やオフィスがあって……ということは、ほとんどないのだ。したがって、郊外に出れば信号もない。

また、一般道の制限速度も時速90km程度のことが多い。ところが街や集落に入ると制限速度が時速30kmなどにガクっと落ちる。

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