10月1日「外免切替」が厳格化!約40カ国走ってきた筆者が「海外での運転」考える

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ただし、小型のクルマを予約していたのに、特に説明もなく中型車やときには大型車に変更されているといったことは何度もあった。「大きければ文句はないでしょ?」といった感じで、説明も謝罪もない。

こちらも、クルマが大きければスーツケースなどの荷物も積みやすいので、そのまま受け入れることがほとんどだったが。

レンタカーを借りるときに確認が必須なのは、燃料の種類。レギュラーガソリンであっても国によって名称が多少異なるし、少し前まで特にヨーロッパではディーゼル車も多かった。

フランスのガソリンスタンド。 GAZOLEはガソリンではなく軽油なので注意(筆者撮影)

それと給油口の開け方、ナビの操作方法、高速道路(有料の国の場合)の料金支払い方法である。高速料金の支払い方法は国によってまったく異なるし、変更されることもあるので、予習していても現地で確認した方がよい。

実際フランスでは、2024年末から一部地域の収受方法が大きく変わっていて、これも窓口で質問したら教えてくれた。しかし、これは「聞かなかったら教えてもらえなかった」ということでもある。

もしもの事故のために、保険もフルに補償されるコースに入っておいた方がいいのはいうまでもない。

スマホで解決したナビゲーション問題

筆者は、かつてカーナビという便利なものがない時代に、紙の地図だけを頼りに海外を走っていたので、ナビはまさに救世主であった。

日本ではレンタカーにもナビがデフォルトで常備されるのは早かった一方、特にヨーロッパではかなり遅れていて、予約時にオーダーしておかないとついておらず、またフロントガラスやダッシュボードに貼り付ける簡易なタイプが多かった。それがコロナ以降、劇的に変わった。

フランスで借りた「フィアット600」のモニター。iPhoneの地図アプリを使用して走行中(筆者撮影)

ディスプレイオーディオというナビ機能のないモニターが組み込まれるようになったことで、自分のスマホを接続して地図アプリの画面をモニターに映しだす方法がポピュラーになっている。

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