ただ「安くしろ」では成功しない…【億り人大家】が伝授する、不動産購入"値引き"交渉のツボとは
第一に、安く買えれば利回りが飛躍的に向上します。
同じ家賃6万円の物件でも、1000万円で買えば利回り6%、600万円で買えば利回り12%、300万円で買えば24%。その後の運営のしやすさ、売却のしやすさの差は天と地ほどもあります。高利回りは余裕を生み、余裕は選択肢を増やします。
第二に、安く買えれば売却時の選択肢が広がります。
相場より安く買った物件は、相場で売っても利益が出ます。急いで売る必要があるときでも、損をしない価格設定が可能です。これが精神的な安定をもたらし、冷静な判断を可能にします。
第三に、安く買えればリスクヘッジになります。
空室が長引いても、修繕費用がかさんでも、仕入れ値が安ければ致命傷にはなりません。不動産投資における最大のリスクは「高値づかみ」と「売れないものを買ってしまうこと」です。
私は物件を見るとき、まず「いくらなら売れるか・貸せるか」から逆算し、「いくらなら買うか」を決めます。立地も間取りも築年数も、すべては価格を決めるための要素にすぎません。
「この物件がほしい」ではなく「この価格なら買う」という思考が重要です。物件をほしいと思ってしまうと、目標金額より上振れた際にも追いかけることになります。モノがほしくてやっているわけではありません。ビジネスである以上、儲かる価格で買うことです。
相場より安く買うための3つのポイント
では、どうすれば相場より安く、物件を買えるのでしょうか?
1つ目は、売り急ぎ案件を狙うことです。
相続、離婚、債務整理、転勤など、売主に売却を急ぐ事情がある場合、相場より安く購入できる可能性が高まります。
2つ目は、問題を抱えた物件を狙うことです。
雨漏り、シロアリ被害、境界問題など、一般の購入者が敬遠するような問題を抱えた物件は、安く仕入れられます。ただし、その問題を解決できる知識と経験が必要です。
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